人権活動家たちは中国の人権問題に注目が集まることを望む(AP 04.08.28)

人権活動家たちは中国の人権問題に注目が集まることを望む(AP 04.08.28)

AP通信記者・ELENA BECATOROS(翻訳文・まこと)

人権活動家たちは、次期オリンピック開催国の中国の人権侵害に関するメッセージを伝える場としてアテネオリンピックの閉会式が用いられることを望んでいる。

閉会式では、中国のオリンピック組織委員会が8分間の式典を行い、オリンピック旗を受け取ることになるだろう。人権活動家たちは、中国の人権問題に注目させるためにも、式典の間、賞賛を送ることを留保するように観客に求めている。

「中国の多くの人々は今なお現在の人権状況の下で苦しんでいるのです。」「中国でのオリンピック開催決定を再検討させるための国際的キャンペーンを開始するために、私たちはアテネに来たのです。」とインターナショナル・チベット・サポート・ネットワークのスポークスマンであるWangpo Tethongは語った。

75000人の閉会式の出席者に拍手を送ることを控えさせるための説得に人権活動家たちが成功するかどうかはまだ分からない。しかし、彼らは少なくとも中国の人権問題に注目を集めさせることを望んでいる。

中国のオリンピック招致委員会のWang Weiは中国における全ての状況が必ずしも理想的ではないとは認識している。

「もちろん、私たちには誇るべき点もあれば弱点もあります。弱点は改善されなければなりません。それは当たり前のことです。」と彼は言った。

今週の初め、チベットの職業活動家はオリンピックの五輪の代わりに5つの弾丸の穴がデザインされている大きな横断幕をアクロポリスのふもとではためかした。


Beijing2008
(写真はフリー・チベット・キャンペーンのサイト)


「弾丸の穴は多くの人々が苦しんでいる中国で実際に起こっていること(人権蹂躙)を表現しています。」とTethongは言った。

中国は少なくとも7世紀の間においてチベットが中国の領土の一部であると主張している。しかし、多くのチベット人はその期間の大半は独立国家であったと言っている。アムネスティ・インターナショナルなどの人権団体は1951年にチベットに侵入した中国政府の広範囲にわたる人権侵害を批判し、アメリカ合衆国国務省は適正な法手続き(デュー・プロセス・オブ・ロー)を経ていない死刑の執行や拷問・逮捕を非難している。

ギリシアのチベタン・フレッドシップ・アソシエーションのHara Kalomiriは人権活動家は国際オリンピック委員会が中国に対し、今後4年の間に中国の人権状況を改善させるように圧力を掛けることを望んでいると言った。

「IOCは国際的な機関として、中国に影響を及ぼすかもしれません。」と彼女は語った。

Tethongは中国の人権状況を無視したとしてIOCを非難した。

しかし、IOCのスポークスマンのGiselle Daviesは次のように反論した。「国際オリンピック委員会は商業的な組織でも政治組織でもなく、スポーツに焦点を合わせた団体です。オリンピック憲章はスポーツの実践を人権としています。」

Tethongは彼の団体が中国の指導者にもアピールしていることにも言及した。「私たちは、中国の指導者が世界各国を北京に招きながら、世界的な価値観を置き去りにすることができると信じ込むのは間違いであるとのメッセージを送りたいと考えています。」

(原文)

「Activists want attention shifted to human rights in China」
http://sfgate.com/cgibin/article.cgi?f=/news/archive/2004/08/28/sports1346EDT0458.DTL

[ ●中国の人権問題全般 ] Posted by watch at 2004年08月29日 | コメント(0) | Trackback(0)



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