DMZの鉄柵線が切断 軍が非常警戒突入(朝鮮日報日本語版 04.10.26)
DMZの鉄柵線が切断 軍が非常警戒突入(朝鮮日報日本語版 04.10.26)
26日午前1時46分、江原(カンウォン)道・鉄原(チョルウォン)郡の最前方の鉄柵線が切断されているのが確認された。軍当局が北朝鮮軍の侵入可能性があるとみて、非常警戒態勢に突入した。
軍は鉄柵線の切断が確認されたのは、京畿(キョンギ)道・漣川(ヨンチョン)郡の最前方だと発表したが、その後、江原道・鉄原郡と訂正したと、ニュース専門のケーブルチャンネルYTNが報じた。
国防部はこれと関連し、午前10時、事件の概要をメディアにブリーフィングする予定だ。
陸軍によれば、同日、ヨルシェ部隊所属のパク某上兵が非武装地帯(DMZ)内をパトロールしていた最中、北朝鮮軍の侵入を防ぐため二重に設置しておいた鉄柵線の2か所が40X30の大きさで切断されているのを発見した。
軍は鉄柵線が切断されていることから、武装スパイが侵入した可能性が高いとみて、鉄柵線を管轄する軍団に午前3時45分ごろ、対スパイ侵入警戒態勢の「チンドッケ1」を発令し、周辺地域の軍団には「チンドッケ2」を下達した。(以下略)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/26/20041026000002.html
鉄原の鉄柵3か所が破られた(朝鮮日報日本語版 04.10.26)
(略)
軍と警察、国家情報院からなる合同尋問組は同日午前、現場調査を皮切りに、鉄柵の切断状態と敵の侵入があっかたどうかなどについて、多角的な分析作業に着手した。しかし、同日午後遅くまで、北朝鮮側からの侵入の跡は発見できなかった。
合同参謀本部の黃重善(ファン・ジュンソン)作戦処長はこの日、ブリーフィングを通じて、「敵の侵入可能性に備え、作戦を展開している」とし、「しかし、(北からの侵入にのみ)重きを置いて作戦を展開するのではなく、多数の可能性について調査して いる」と述べた。
黄処長は「調査の結果、韓国側で行方不明の将兵はいなかった」とした。
今回切断された鉄柵は南北の軍事分界線(MDL)と南方限界線の間の2キロメートル区間を意味する非武装地帯内に、警戒と防御のために設置したもの。
同地域には軍事分界線から500メートル後方にある鉄柵と、その1200メートル後方の4メートル置きに設置された2つの鉄柵がある。
軍関係者は「切断された鉄柵にできた穴は横30センチ、縦40センチほどの大きさで、1人がやっと通れるほど」とし、「切断機を使って、四角形に切り取っている」とした。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/26/20041026000067.html
3重の鉄柵破り民間人が越北? 深まる疑惑(朝鮮日報日本語版 04.10.26)
(略)
国防部の周辺と巷ではこの事件に対してあらゆる説が飛び交っている。ネチズンも国防部ホームページなどに疑惑をめぐる抗議の書き込みを寄せている。
文章を載せている。
「危惧心」というハンドルネームのネチズンは「民間人が越北したとすれば、武装スパイの侵入よりさらに厳しい問責が必要だ。軍が小説でも書いているようだ」と主張した。
この事件を最近の東海上における北朝鮮潜水艦侵入諜報と結び付け、韓国内の定着スパイが越北したのではないかという推測も出ている。
小型潜水艦に乗って北朝鮮入りしようとした定着スパイが韓国海軍の大規模な捜索作戦のために陸路を通じて越北したというシナリオだ。
90年代に入ってもスパイが潜水艦や潜水艇、半潜水艇などに乗って韓国を行き来した事例がある。しかし、対スパイ作戦に詳しい専門家らは、それは非現実的だと指摘している。
ある専門家は「韓国内の定着スパイが北朝鮮入りに失敗した場合、時差を置いて慎重に対策を練って比較的に安全な方法で越北する。このように無謀に地雷原を通り抜けて越北する場合はない」と述べた。
北朝鮮工作員が韓国軍の警戒態勢をテストし、恥をかかせるため鉄柵を破り南下、北に帰っていったという説と、北朝鮮高官が亡命したが、南北関係を考慮、韓国政府がこれを隠しているという説まで出回っている。
軍の民間人越北推定発表と関連し、一部の専門家は越北が行われたと推定される25日夜から26日未明まで、北朝鮮側で何ら特別な動きや反応がなかった点に注目すべきだと指摘している。
脱北者らによれば、北朝鮮は非武装地帯(DMZ)に高圧の電気鉄条網を設置しているため、これを通過するのは容易ではないというのだ。
西部前線のDMZの鉄柵で勤務し、2002年に亡命した脱北者のチュ・ソンイルさんは『DMZの春』と題した手記を通じて、「北朝鮮側のDMZには2000、6000、8000、1万ボルトの4つの高圧電線と、とげのある鉄柵、地雷などがある」と主張した。
民間人が韓国側地域の3重の鉄条網を無事通過したとしても、このような「障害物」を通過しなければならず、この過程で北朝鮮軍歩哨所から警告射撃や放送が流れたはずだが、北朝鮮側は至って静かであったと伝えられた。
このような状況から、一部では「北朝鮮スパイの帰還」という仮説の根拠として提示している。越北者が発生すれば、通常1〜5日後、北朝鮮側から放送を通じてこれを公開してきたという点から、北朝鮮側の放送内容も注目すべきだろう。
一方、合同参謀本部は27日、合同参謀本部の戦備態勢検閲室のイ・ソンホ(陸軍准将)次長を団長とする合同調査団を約10人で構成、鉄柵切断現場である鉄原の某師団に派遣した。
合同調査団は28日まで当該部隊の関係者を対象に、鉄柵が破られた経緯と共に、施設物および警戒勤務の運用実態などに対する強度の高い調査を行っており、当該部隊の初級指揮官はもちろん、上級部隊の一部幹部に対する厳重な問責も検討している。
軍当局はまた、鉄柵が切断された部隊に勤務、警戒態勢や地形に詳しい転役者が越北した可能性が高いと見て、地域住民らを対象に不審な人物に対する聞き込み調査も並行している。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/27/20041027000086.html
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