【趙紫陽氏死去・続報】中国の警察は趙紫陽のために悲嘆に暮れる大衆を監視する(中国人権 05.01.18)

【趙紫陽氏死去・続報】中国の警察は趙紫陽のために悲嘆に暮れる大衆を監視する(中国人権 05.01.18)

<翻訳:まこと>

 中国人権(HRIC)は1月17日に死去した中国共産党元総書記の趙紫陽(Zhao Ziyang)の自宅の周囲に悲嘆に暮れながら集まってきた数百人の請願者を監視するために、警察が動員されたという情報を入手した。

 中国人権の中国国内の情報筋によると、1月18日の9時ごろ、喪服を着飾り、追悼のための花束や「私たちの良き指導者を祈念する」とプリントされた横断幕を持ち寄りながら、400人から500人の請願者が緊急集合場所に集まった。その後、彼らは1989年5月および6月に天安門広場で抗議活動を行った学生や市民たちへの暴力的な弾圧への反対を表明して以来、政界を追放され自宅監禁の下に置かれていた趙に哀悼の意を捧げるために趙の自宅前で行進したという。

 情報筋は中国人権に対し、趙の死去の後に、尋常ではない規模の数の警察官が北京の請願者の居住区域をパトロールするために配置されたと伝えた。また、政治的に微妙な背景を持つ反体制派その他の人々はより厳しい監視の下に置かれたという。自宅内に軟禁状態になった者もいれば、外出しようとするとすると近くに監視者が付いてくる者もいるという。多くの人々が電話での会話が切断されたという。しかしながら、警察は全ての追悼活動を禁止するしようとするのではなく、哀悼者への寛容の姿勢を見せた。情報筋は中国人権に対し、北京では小規模の追悼活動が実施されたと伝え、彼らの自宅のプライバシーへの配慮が行われたものもいれば、より多数の人で組織された集会のために数十のグループを集めた者もいるという。

 情報筋は中国人権に対し、上海では700人から800人の請願者が上海市人民政治協商会議と人民会議が合同会議(両会)を開催している建物の外で抗議活動を行うために集まっていたが、趙の死の情報を知るやいなや、彼らは直ちに彼らの悲嘆を表現し始めたと伝えた。上海当局は1000人以上の警察官を展開し、数百人の請願者を拘束したり、更なる処置を行うために派出所に連行したという。中国人権の情報筋は、警察は彼らの身柄を拘束する間に、多数の請願者に暴行を振るったと伝えた。請願者の一人である許正清(Xu Zhengqing)は身体を打撲傷で覆われ、眼鏡は割られ、衣服を破られたという。

 「私たち中国人権は趙紫陽の死に哀悼の意を表したいと思うものである」中国人権代表の劉青はこのように言った。「中国の人民が改革開放を促進したのみならず、公然と人民を保護した数少ない高官の一人の死を追悼するのは当然のことである。中国政府は中国人民が彼の死去に対して悲嘆と哀悼の意を自由に表することを認めるべきである。」

・Police Monitor Public Mourning for Zhao Ziyang(原文)   
http://www.hrichina.org/public/contents/press?revision%5fid=19946&item%5fid=19945

*(1/21追記)関連報道−趙氏へ民衆弔問、中国当局が阻止…監視も強化(読売新聞 05.01.19)

 (略)香港の人権団体・中国人権民主化運動ニュースセンターは、党・政府・軍の元高官約20人が、党中央に対し、趙氏の名誉回復と、国家指導者レベルの追悼式を行うよう求める公開書簡を提出する準備を進めていると伝えた。

 孔泉・外務省報道局長は18日、追悼式開催の可能性について「そうした計画があるとは聞いていない」と述べた。趙氏失脚の原因となった1989年の天安門事件についても、再評価する考えがないことを改めて表明した。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050119i215.htm

[ ●中国の人権問題全般 ] Posted by watch at 2005年01月20日 | コメント(0) | Trackback(0)



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