チベット統治の正統性強くアピール、中国が宣伝本格化(読売新聞 05.02.08)

チベット統治の正統性強くアピール、中国が宣伝本格化(読売新聞 05.02.08)

 【北京=藤野彰】中国当局が今年9月のチベット自治区成立40周年に向け、チベット統治の正統性を内外に強くアピールする政治宣伝工作を本格始動させた。インド亡命中のダライ・ラマ14世がチベットへの「1国2制度」適用を訴える中、中国側はチベット仏教の新指導者として育成中のパンチェン・ラマ11世(14)を民族統合のシンボルに据え、自治区体制の継続・強化を図っていく構えだ。

 胡錦濤国家主席(党総書記)は今月3日、北京でパンチェン・ラマ11世と会見し、「故パンチェン・ラマ10世を手本として愛国主義の栄えある伝統を継承、発揚し、民族団結強化と祖国統一擁護のために貢献して欲しい」と要請。これに対し、11世も「胡主席の指導に背くことなく、祖国統一と民族団結を断固として守り、国を愛し、仏教を愛する良い活仏になる」と述べ、党の指導に従う姿勢を明らかにした。

 胡主席はまた40周年祝賀行事の際に中央政府代表団をチベットへ派遣する方針を表明。中国メディアはこの会見の模様を大きく報道したが、パンチェン・ラマが党・国家の最高指導者に“恭順の意”を示す儀式の演出を通じて、現行のチベット統治を正当化する意図を浮き彫りにした。

 一方、自治区当局は1月下旬、ラサで全区宣伝部長会議を開き、40周年を巡る宣伝工作を今年の重点活動とすることを決定。席上、徐明陽・区党委常務副書記は〈1〉(共産党統治以降の)新チベットの実績宣伝を通じ、広範な幹部・大衆に歴史の是非をはっきり認識させる〈2〉自治区設置など民族区域自治制度が歴史の必然であることを堅持する――などの活動方針を指示した。

(以下略)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050208id25.htm

[ ●チベット ] Posted by watch at 2005年02月13日 | コメント(0) | Trackback(0)



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