北朝鮮、家族単位耕作制を3月にも実施(東亜日報日本語版 05.01.04)
北朝鮮、家族単位耕作制を3月にも実施(東亜日報日本語版 05.01.04)
北朝鮮が、協同農場の生産性向上のために、共同作業単位である分組の構成を2、3世帯に細分化する農業改革措置を、今年3月か4月頃に断行するという。
専門家らは、北朝鮮が今回の措置で事実上の家庭営農を許可すれば、1978年に中国が行なった社会主義農業改革の初期段階に入ると見ている。
北朝鮮は昨年、協同農場の構成員に共同耕作地以外の個人耕作地を分配して耕作させる個人耕作制度を、全国的に試験導入している。
北朝鮮に詳しい中国のある消息筋は3日、「北朝鮮が今年から2、3の世帯を一つの生産単位にする家族単位耕作制度を全国的に実施する予定だ」と明らかにした。
同消息筋によると、北朝鮮は昨年末から同改革措置を準備し、すでに各道の農村経営委員会をはじめとする実務陣に新制度の基本内容を伝えている。
新しい耕作制度は、地域的な特性を考慮して一部の詳細事項を補完修正し、早ければ今年3月頃にも内閣農業省が決定する形で全国的に実施される予定だ、と同消息筋は伝えた。その上で「まだ個別農場には指示が伝わってなく、農民は新しい耕作制度の内容を知らない」とも話した。
これについて北韓大学院大学校の梁文秀(ヤン・ムンス)教授は、「親戚関係の2、3世帯が一つの分組を構成すれば、集団農業を装った個人及び家庭営農が可能だ」と説明した。
高麗(コリョ)大学北韓学科の南成旭(ナム・ソンウク)教授は、「北朝鮮が1996年に導入した新分組管理性を大幅に改革するものだ」とし、「分組の構成員を10人以下に減らし、家族の利己心を利用して農業生産量を増やそうとする意図だ」と分析した。
(略)
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005010401778
【2005北朝鮮は今/1】肉類の消えた新年の特別供給(朝鮮日報日本語版 05.01.10)
2005年新年、北朝鮮住民の生活はさらに貧しくなったことが分かった。焚き物がなくなった上、食糧をはじめとする生活必需品の値段が急騰している。ガソリンや軽油価格は冬季のためか、食糧価格よりも値上がりした。
昨年も不安定だった電気の事情は、まったく改善される兆しが見えない。名節(北朝鮮では最大の節日が金正日(キム・ジョンイル)総書記や金日成(キム・イルソン)主席の誕生日だ)の特別供給(配給)も、例年よりむしろ減ると言う。
昨年末、北朝鮮人権団体である「北韓民主化運動本部」調査チームが知人を訪問するため中国に渡った咸鏡(ハムギョン)北道・巫山(ムサン)、会寧(フェリョン)、穏城(オンソン)、清津(チョンジン)、咸鏡南道・咸興(ハムフン)出身の北朝鮮住民と脱北者を相手に調査した、最近の北朝鮮住民の生活だ。
北朝鮮は新年の正月(1月1日)の特別供給として、国産の洗濯せっけん1個、焼酒1本、6世帯単位で調味料 一袋ずつを配った。
一部地方では卵を世帯当り3〜4個ずつ分配し、人民軍、党機関、保衛部(情報機関)、保安署(警察) など、いわゆる「パワーのある機関」では豚肉など肉類が供給された。
以前は一般住民にも豚肉が供給されたりしたが、今年はなかったという。正月であるにも関わらず、清津など大都市でさえ煙突から煙の出ない家があったという。
清津は特に、無分別な田畑開墾で、焚き物不足が深刻な地域ではある。清津には煉炭を焚く家も多いが、煉炭の価格は1枚300ウォンまで値上がりした。コメがあっても焚き物がなく、ご飯が炊く事のできない場合もある。
金正日総書記の誕生日である 2月16日には、糖菓(キャンディーとお菓子)類が供給されるといううわさも流れている。
(略)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/01/10/20050110000034.html
【2005北朝鮮は今/2】急騰した生活必需品の価格(朝鮮日報日本語版 05.01.10)
最近、咸鏡南北道のコメの価格は白米1キログラムに750ウォンだ。最高1200ウォンまで急騰したと伝えられた。これは北朝鮮当局が2002年7月1日、いわゆる「経済管理改善措置」を断行した当時に決めた市場価格46ウォンに比べ、おおよそ20倍近く値上がりしたものだ。
1年前の2003年12月の物価と比べても、ほとんど二倍も上昇している。
為替レートも険しい上昇基調を見せ、1ドルがおおよそ2000ウォン台にまで迫った。もちろん暗市場での価格だ。これは北朝鮮の一般勤労者の1か月平均賃金である2500ウォンとほぼ同じ水準だ。
勤労者の平均賃金は2002年の経済管理改善措置以後、さほど変化がないのに、物価だけがうなぎ登りし、住民たちの生活苦がますますひどくなっていることを証明している。
5人家族をベースに1か月間に食べるコメ(20キログラム)を買うためには、北朝鮮ウォンで1万5000ウォンが必要だ。これは勤労者の一月の賃金の6倍だ。
北朝鮮住民と脱北者らは「コメ価格が1キロあたり500ウォンを超えると、下層民は飢え死にするほかない」と口を揃えた。
市場物価の中、最も特徴的なことは、ガソリンとディーゼル油などオイル価格が食糧価格よりも高く値上がりしたということ。これは北朝鮮で食糧難に劣らず、燃料棒不足が深刻だという事実を物語っている。
(略)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/01/10/20050110000036.html
【2005北朝鮮は今/3】食糧不足・エネルギー不足は依然続く(朝鮮日報日本語版 05.01.10)
昨年の作況も、黄海(ファンへ)道を除けばほとんどが不作だった。黄海道からは軍用の食糧をより多く集めるという噂が流れ、農民の民心が悪化している。
咸鏡北道・会寧市のある農村では、協同農場に属した世帯ごとに年末の分け前として、1人当たり稲20キログラムを提供し、残りはすべてトウモロコシで提供されたという。
このような現実は会寧だけでなく、咸鏡道地域の他の農村でも同じだという。中国に渡った住民らは、「昨年末に供給された食糧では、今年の4月まで持たないだろう」」とし、「今春ごろになれば、昨年よりさらに深刻な食糧難に直面する可能性がある」と懸念した。
昨年、北朝鮮当局は一部の農場で、個人農業をテスト実施し、全国的な範囲で個人農業が許可されるかも知れないと噂されたが、未だ具体的な指示はない。
協同農場でうまく管理できない余った土地や新たに開墾した土地を工場や企業所に払下げし、工場勤労者たちの農業を許可しようする動きが昨年初めにあった。しかし、未だにそれ以上の措置は出ていない。
個人の田畑は300坪範囲で国が認め、代わりに土地使用料を受け取っているが、監督官を買収し、数千坪の田畑を耕す農民と勤労者が少なくないという。
電気の不足している北朝鮮が、最近新しい困難に直面している。北朝鮮の列車はほとんど電車化されている。ところが、最近電車を生産する機関車工場が機関車をまともに生産できずにいる。
(略)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/01/10/20050110000039.html
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