ジャコウネコ、中国の野生動物市場−SARSの発生源の可能性(AFP 05.01.25)
ジャコウネコ、中国の野生動物市場−SARSの発生源の可能性(AFP 05.01.25)
<概訳:まこと>
広州・中国(AFP)−SARSの病原体がジャコウネコから発見された後に中国の野生動物への欲求は減っているが、専門家は混雑していて汚い青空市場で動物を殺害する習慣が健康への危険をもたらし続けると警告する。
未だ科学的に証明されている訳ではないものの、最新の証拠は重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因となるウイルスがジャコウネコから人間に転移したと強く示唆している。
広東省では野生のジャコウネコが繁殖され、販売されている。
「SARSがジャコウネコによって人間に転移されたのは明らかだ」広東省疾病対策センター(CDC)のセンター長Feng ShaomingはAFPに対してこのように語った。
「私たちはジャコウネコに対する禁止措置を拡大するための新たな規制を打ち出し、誰もジャコウネコを食べたり飼育したり、販売することは許されない。ジャコウネコの飼育場は閉鎖され続けるだろう。」
動物の取引、購入あるいは飲食に対する罰金は千元(120ドル)から5万元(6千ドル)の範囲に及ぶ。一方、こうした動物の存在の報告をした者達は300元以内の報酬を得ることができる。
その味や柔らかい肉が嘗ては広東人に好まれていたジャコウネコは孤独では無い。
SARSの病原体はタヌキやアナグマ、ヘビ、センザンコウ、マカークのような他の食用に適する野生の動物からも発見され、サルは未だ疑惑が残されている。
こうした動物たちには免疫を増加させ、男らしさを改善することが可能な効能があると評判のある成分があり、嘗ては隆盛していた広東の野生食用産業の一部であった。
しかし、こうした動物たちは衛生労働者と警察が広州における2週間に渡る調査の中で19匹のジャコウネコを没収してもなお、今なお市場に残っている。
ヘビや他の野生食用動物の取引に対する規制の強化が導入され、こうした動物たちを繁殖して、その取引から利益を得ることはより困難になった。
「今のところ、私たちはこの冬にSARSの発生を確認していないので、私たちは私たちの手法が成功したものと考えている」Fengはこのように言った。
羊城晩報は、更に最近の調査は幾つもの種が集められている野生動物市場がSARSが人間を攻撃することができるウイルスへと突然変異を起こした条件を提供しているであろうことを示唆していると報じた。
羊城晩報は、ハルビン軍事医学大学による最近の研究は、SARSの病原体が5つの中国中央部の省の100匹以上のジャコウネコからのサンプルの中からは発見されなかった一方、広東省の猫から採取したサンプルの40パーセントが陽性という反応が出たと報じた。
また、この研究は広東省のある野生動物市場のみは、同市場のジャコウネコから採取したサンプルの78パーセントからSARSの病原体が見つかったと明らかにした。
病原体の存在は宿主がSARSに苦しんでいたことを強く示唆している。
羊城晩報は、広東省CDCによると広東省の野生動物市場のジャコウネコのトレーダーの6ないし7パーセントがSARSの病原体を(他人に)移し、また、ジャコウネコのブリーダーの3パーセントとジャコウネコを調理していた厨房労働者の2パーセントが病原体を(他人に)移したと報じた。
SARSの病原体はジャコウネコとの接触が無い人々においてはわずか0.2パーセントのみ発見されている。
「幾つもの種が集められている広東省の野生動物市場の特別な条件のために、こうした場所はウイルスが知らない間に一連の変化を経過した場所であるということはあり得るだろう」羊城晩報は疾病の専門家のこのような発言を報じた。
「まだ決定的な証拠が欠けており、より研究が為されている必要がある」北京に本部を置く世界保健機構(WHO)のSARS・インフルエンザ調整官のJulie Hallはこのように言った。
「私たちはこれらの動物にはSARSウイルスに似た動物たちを苦しめるコロナウイルスがあることを知っているが、私たちはSARSウイルスがある特定の動物から他の動物に移ることができるかどうか、1つまたはそれ以上の種から人間に転移したのかどうかを知るために更なる調査を必要としている」HallはAFPに対してこのように語った。
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=1508&ncid=1508&e=1&u=/afp/20050125/hl_afp/healthsarschina_050125171017
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