「中国の『パンチェン・ラマ』、党を歓呼する」(BBC 04.09.26)
「中国の『パンチェン・ラマ』、党を歓呼する」(BBC 04.09.26)
<翻訳:まこと>

(中国政府が「パンチェン・ラマ」としているノルブ少年の儀式の様子−人民網)
中国政府によって選ばれたチベットの最高の精神的指導者は初インタビューの中で中国共産党を賞賛した。
中国政府によってパンチェン・ラマの転生として選ばれた14歳のギャンツ・ノルブは、チベットの仏教徒が信仰の自由を享受していると話した。
少年は北京で生活しているが、過去数週間の間はチベットで過ごしていた。
ダライ・ラマは1995年に拘束されて以来消息が分からなくなった(ノルブとは)別の少年をパンチェン・ラマ11世として選んだ。
「優れた指導力」
ギャンツ・ノルブは、彼がチベットの社会安定と生活水準に満足していると話したとして、中国国営の通信社・新華社によって引き合いに出された。
「私たちは中国共産党の指導力と全ての中国人民からの支援、そしてチベット人の骨身を惜しまない努力無くしてこれら全ての業績をなし得ることはなかったでしょう。」彼はそのように言った。
中国共産党の代弁メディアである人民日報は、仏教寺院には十分に気遣いがされているとした彼の発言を引用した。
「信教の自由を認める政策は十分に尊重されていますし、そうした状況に私はとても幸福です。」同紙によると彼はこのように付け加えたという。
(チベットの状況を)監視している者達はパンチェン・ラマのチベット訪問は彼の(パンチェン・ラマとしての)正当性を強調するために企図された政治活動であると主張する。
彼は頭をなでる儀式でラマ僧を祝福することなど、多くの宗教的儀式を主宰し、パンチェン・ラマ10世が眠っている聖堂にチベットの伝統的なスカーフを贈った。
「礼儀正しく、愛情深い」
新華社は、彼の付添い人が年長者に礼儀正しく、子供には優しく、鳥や猫や犬には愛情を以って接している人物として彼を紹介したと報じた。
パンチェン・ラマは現在60歳代後半でインドに亡命中のダライ・ラマが亡くなった後に、次代のチベットのダライ・ラマを決める(地位にある)。
これは少年のヒマラヤの都への三度目の訪問である。
彼は滅多に人前に姿を見せない。彼の最近の公式行事の一つは2002年の北京での中国共産党全国代表大会の開会式であった。
亡命中のチベットの指導者は中国の(パンチェン・ラマの)選定の正当性を否定し、ダライ・ラマによって選ばれたパンチェン・ラマであるゲドゥン・チュキ・ニマの釈放を求めている。
・China's Panchen Lama hails Party(原文)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asiapacific/3691458.stm
・(関連)Daily life of the 11th Panchen Lama(中国西蔵信息中心 04.09.26)←中国共産党系メディア
http://www.tibetinfor.com.cn/english/news/2004926/News02004926110328.htm
↑に中国政府が「パンチェン・ラマ」としているノルブ少年の写真が載っています(記事は英語)。
パンチェン・ラマ11世のある一日(人民網 04.09.24)←中国共産党系メディア
23日午前7時半、パンチェン・ラマ11世(14歳)はいつも通り起床した。西蔵(チベット)仏教最高指導者の一日の生活が始まった。
起きて最初にすることは、宮殿内のパンチェン・ラマ10世の肖像画に3回叩頭し、朝の読経を始めることだ。
午前8時、朝食を取る。同8時半から9時半まで侍従の僧侶たちと集まり、お経を読む。毎日同10時から11時半までは経典を学ぶ時間。侍従の僧侶、ロサンタンタ師は「経典を学ぶ時間はパンチェン・ラマ11世の一日の生活で最も主となるものです。外出見学と社会活動が頻繁にある時だけ、午前中の経典学習が取り消されます」と説明した。
同師の説明によると、英語の学習も1週間のうち2回(1回1時間半)あるという。
午後1時は昼食の時間。ロサンタンタ師によると、パンチェン・ラマ11世は小麦粉で作った食ベ物が好きで、西蔵の麺と牛肉のまんじゅうが最も好きな主食だ。
昼食の後、同4時までが自由時間。この時間のほとんどはコンピューター学習か読書に費やされる。読むものは西蔵仏教の書籍、科学普及の読物、雑誌、新聞など。同4時から5時半までは経典を学んだり論じたりする時間だ。
午後の1時間半の経典学習の後、少し休んでから夕食になる。夕食も小麦粉で作った食品が主食だ。夕食の後、最も主にすることは、中央電視台(CCTV)のニュースを見て、国際、国内の情勢を知る。ニュースを見終わると、1時間をかけて西蔵文字の書道を練習する。
通常は午後10時半ごろに就寝する。
http://j.people.com.cn/2004/09/24/jp20040924_43731.html
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