ダライ・ラマ代表部事務所「中国がオフィスを閉鎖するようネパールに圧力を掛けた」と主張/アメリカ「深刻な懸念」を表明(ラジオ・フリー・アジア 05.01.29)
ダライ・ラマ代表部事務所「中国がオフィスを閉鎖するようネパールに圧力を掛けた」と主張/アメリカ「深刻な懸念」を表明(ラジオ・フリー・アジア 05.01.29)
<概訳:まこと>
カトマンズ・1月28日−ダライ・ラマ代表部の事務所およびチベット難民福祉事務所の長はラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し、中国の圧力がネパールにオフィスを閉鎖するように促し、中国の利益に反する状況になるのを避けるために明示的な命令を出したのだと言った。
「中国の圧力が100パーセントある」 Wangchuk TseringはRFAのチベット語放送にこのように伝えた。「ダライ・ラマ法王の名の下にあるチベットの事務所や活動は中国当局に好まれていない。私たちは中国がネパール政府に圧力を掛けていることをはっきりと知っている。」
「ネパール政府は私に対し、彼らが中国の利益に対する政治活動と認識している法王の名でのあらゆる活動に関与してはならないと伝えた。彼らはもし私が関与したら、私が困ることになるだろうと警告した。これは明確に中国政府の圧力の結果である」彼はこのように語った。
1月21日、私たちはわれわれの事務所が合法的に登録されていなかったとするカトマンズ地区事務官による通知を受け取った。それゆえ、私たちはオフィスを閉鎖し、直ちに業務を中止すべきである、と。」Wangchuk Tseringはこのように言った。「また、私たちは地区事務官に対する追従を報告するように命じられた。」
「私たちは非常に長い間(当地に)居続けた後に、オフィスを閉鎖して全ての活動を中止することはたやすいことでは無い。ネパール政府は私たちの存在に十分に気付いていた。オフィスが未登録だったのは真実である。なぜなら、難民としての私たちにはネパールで登録を行う権利が無いからだ。意図的に登録しようとしなかったというものではない。私たちは登録を行うことができなかったのだ」彼はこのように言った。
アメリカ国務省は声明の中で、ネパール駐在のアメリカ大使のJames Moriartyが『ネパールを通過するチベット人難民の入国およびトランジットを許可するための活動が継続することを許可されるようにネパールの高官に強い懸念を表明した』と明らかにした。
スポークスマンのCurtis Cooperは、アメリカ国務次官補(南アジア担当)Christina Roccaがワシントン駐在のネパール大使に対して同様の主張を行ったと語り、「ネパールの高官はこうした変化がネパールに滞在し、あるいはネパールを通じて移動するチベット人の福祉に影響することはないだろうと私たちに伝えた」と付け加えた。
−ワシントンのネパール大使館はコメントを拒否−
ネパール当局は、(閉鎖された)いずれのオフィスも活動を行うための許可証が無かったとして、1月21日に両事務所を閉鎖した。彼らは中国の圧力がこの決定を促したことを否定している。
「私たちはネパール国内にダライ・ラマおよび彼の代表部があることを認識していない」ネパール外務省の高官はこのように言った。「事務所は登録されていなかったため、地方の管理局は閉鎖を行うための通知を彼らに出したのだ。」
中国大使館はネパール政府がダライ・ラマの名の下でチベットの事務所が活動を行うことを許可したとして、頻繁に抗議を申し入れていた。
嘗て、ネパールは中国を逃れるチベット人に寛大で、多数の人々がこのヒマラヤの王国内に移住した。しかしながら、昨年5月に前代未聞の動きがあり、ネパールは18人のチベット人難民を中国当局に引渡し、アメリカ、英国、EUからの抗議を促した。
ダライ・ラマが中国に対する蜂起が失敗に終わった後の1959年に亡命した後から、ネパールにはヒマラヤ地方を去った2万人以上のチベット人難民が暮らしている。
世界の最貧国のひとつであるネパールは、主な貿易相手国であり支援国である中国との関係に脅威を与えかねないあらゆる政治活動を組織することをチベット人難民に許可していない。ネパールと中国は1100キロメートルの国境線を共有している。
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=8937
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